跛行を主訴に8歳チワワ犬が来院され、触診とレントゲンおよび超音波画像診断、関節液細胞診から前十字靱帯の断裂と診断し、関節の不安定に対し、全身麻酔下でACL摘出(前十字靭帯摘出)にブロックリセッション+LSSなど標準的複合術式により対応。LSSのファベラー探しは足が太い患者さんだったため外側筋切開からのアプローチで行った。よくビーグルの様なちょっと足が太い犬種では開放してから処置を行った方が格段と正確かつ迅速に行える。
今回はアイソメトリーポイントをいつもより高く(近位より)、脛骨粗面と関節面の中間に設置。人工靱帯としてこの個体に対しエチボンド2-0を選択。脛骨が後ろ(本来ある場所)にぐいっと元の位置に戻る様に人工靱帯を結紮する前に牽引する。
今回はアイソメトリーポイントをいつもより高く(近位より)、脛骨粗面と関節面の中間に設置。人工靱帯としてこの個体に対しエチボンド2-0を選択。脛骨が後ろ(本来ある場所)にぐいっと元の位置に戻る様に人工靱帯を結紮する前に牽引する。