異物誤飲

小型犬の鶏の骨誤食。
今回は尖っていて太い骨が目立ったため腸穿孔リスク回避のため摘出に至った。
胃切開は特殊な技術やコツは必要としない。
注意する点は胃液が腹腔内へ入らないようにする点や栄養血管を切開ラインから避けて行う点、粘膜面を漿膜層に露出させないなどであるが多くの獣医師が執刀を経験する手術である。そして消化器外科の中では執刀頻度の多い手術の一つである。
結紮に関しては全層で行っても一層ずつ(粘膜層-筋層-漿膜層)行っても術後経過に差はないように感じる。


胃袋から摘出した骨片
今回摘出した骨片で大きいもの
今回摘出した骨片で大きいもの
摘出された骨片、鋭いものが目立つ
摘出された骨片、鋭いものが目立つ