この症例は第3眼瞼(瞬膜)に腫瘤が形成され鎮静下細胞診および2mmトレパン生検で紡錘形細胞と壊死組織、病理結果を待つ間の2週間で眼球を後ろに押し込むくらいに急速に成長した腫瘍である。ステロイドや抗生剤を軸とした内科療法への反応も無く急速に増大し眼球摘出となった。
全身麻酔での眼球摘出を行い、病理組織学検査での確定が難しく、意外な事に独立円形細胞が検出されたため現在以下の免疫染色を実施し腫瘍の鑑別を行なっている。
①CD3・・T細胞抗体
眼球摘出術は決して難しい手術では無いが、頭蓋骨の奥にある眼球を操作しようとすると個体によっては意外と基部を操作するのに苦労する。また引き摺り出してもいけない。
良い対処法は頭蓋骨から出て来た眼球を出て来た部分の付着している組織を電気マスで剥がしていく方法がおすすめである。
全身麻酔での眼球摘出を行い、病理組織学検査での確定が難しく、意外な事に独立円形細胞が検出されたため現在以下の免疫染色を実施し腫瘍の鑑別を行なっている。
①CD3・・T細胞抗体
②CD20・・B細胞抗体
③グランザイムB・・NK細胞、細胞傷害性T細胞抗体(顆粒リンパ球)
④MUM1・・形質細胞抗体
眼球摘出術は決して難しい手術では無いが、頭蓋骨の奥にある眼球を操作しようとすると個体によっては意外と基部を操作するのに苦労する。また引き摺り出してもいけない。
良い対処法は頭蓋骨から出て来た眼球を出て来た部分の付着している組織を電気マスで剥がしていく方法がおすすめである。