PRP療法(褥瘡)

褥瘡は生活習慣からなる疾患の一つである。
人間でも治療が非常に難しいため様々なリサーチがなされている。
これは起立困難などの基本的な病態の成立機序が根元にあり、『褥瘡』はあくまで病態の一部に過ぎないためである。

完治策として起立可能になる事が肝腎となるがご高齢の方はそうはいかない身体的事情が背景にある事がまたポイントとなる。

ご家族、また医療従事である我々にできる事は前提として起立を促すリハビリテーションの徹底を行いながら同時に患部のケアを実施していく事である。

これは起立が出来なければ患部がその時治ってもまた再発しうるからである。もちろん2〜3時間おきの体位の変更はある程度有効ではある。しかし原因の除去がない限り褥瘡再発のリスクは付きまとう。

その上で、ここでは軽く褥瘡のケアの仕方と再生医療の併用について解説する。

今後経過をまた次号に載せていく予定である。