糞便検査

直接検査法

新鮮糞便の数か所を顕微鏡で確認する検査法です。次に紹介する浮遊法で確認できない細菌の動きやバランス、運動性のある寄生虫の確認などに優れます。欠点としては便全体の寄生虫を見渡せない事、また糞便残渣によって観察困難なものも存在する点です。

浮遊法

糞便を高濃度の液体に一定時間つけることにより寄生虫卵を浮かせその上澄みを検査することにより効率よく寄生虫を検査できる方法です。

下痢パネル(便PCR)

上記二つの検査で確認できないウイルスや便にあまり出てこない病原体や下痢食中毒の原因となる菌の遺伝子を調べる精密な検査です。検査は外注検査となり、検体は1g必要です。