被毛検査

被毛検査

 

 チェックしたいポイント

 1:脱毛?→脱毛or裂毛かの判断・・・毛根まである(脱毛)、千切れている(裂毛)

 

 2:感染症・・ニキビダニ、皮膚糸状菌症

   ニキビダニ・D.canis→毛穴に住む=休止期毛とセットで観察される

D.injai.→皮脂腺に住む=成長期毛とセットで虫体が観察される

Dcornei.

D.cyonisD.canisDcorneiの中間型(生殖器で鑑別)

 

 3:形・・・毛周期(この毛はこれから生えようとしているか、抜けようとしているか)

   →成長期毛か、休止期毛か

   →毛包疾患か毛周期異常か

   実施法:脱毛部位と健常部位が毛抜き専用の鉗子でサンプリング

   鑑別方法:毛根が膨らんでいたら成長期、ボールペン先端型なら休止期

   症例:トイプードル、ヨーキーは98%成長期毛

      これら犬種で休止期毛が30%とか出たら毛周期異常を疑う。

      ポメのX脱毛

      これら犬種は体幹からもサンプリングし評価

   →その他の形態異常はないか?

 

    マッシュルーム型毛根→皮脂腺虚血→病理おすすめ

烈毛
正常毛
成長期毛
休止期毛

皮膚生検

皮膚病変の特徴を掴み、治療に反映させるための病理検査。
局所麻酔でトレパンの4ミリから6ミリを使い行う